2020.8.29開催のシンポジウムの情報を参考資料として掲載しています

2020年度協会主催シンポジウム 登壇者のプロフィールと資料

 

・本情報の撮影や各種機器への保管、SNSへの転載・投稿等は例外(登壇者本人の許諾を得た場合等)

 を除いてお断りいたします。なお、本情報は若干の修正が入る可能性があります。ご了承ください

 

 

【申込サイトに寄せたリード文です】

 

学校の授業はオンライン。
就職活動の面接もオンライン。

新入社員になったけど在宅勤務。
アルバイトも休業だし、
旅行も遊びもすべて控えめに。

そんな”Withコロナの時代”に、
「社会人になる」 ということを若者たちはどう捉えているのでしょうか。

オトナたちは、それをどう受け止め、
一緒に社会を形作っていけばいいのでしょうか。

今回のシンポジウムは、
若者たちとオトナたちの対話にフォーカスします。

 

 

(以下は概要です。必ず申込サイトをご確認のうえ、参加をご検討ください)

 ◆日 時:2020年 8月 29日(土) 13:00~15:40(終了予定)
 ◆配信方法:Zoom
 ◆参加費:チケットA …無料
      チケットB …ブックレット2冊組つき 20名(詳細は申込サイトへ)

 ◆申込方法:(削除)
 ◆プログラム概要:
   第1部 若者はかく語る
   第2部 オトナたちはこう考える
   第3部 世代を超えて対話してみる
   対話を振り返って ―児美川教授、田澤教授から

  *第1部と第2部(あわせて60分程度)、休憩をはさんで第3部(60分程度)を予定

第3部 田澤教授発表の資料

8/29シンポジウム 第3部 田澤教授投影資料
第3部で登壇された、田澤教授の投影資料です。引用等の際は、引用元を明らかにしてご利用ください
200829シンポジウム_田澤教授_第3部投影資料.pdf
PDFファイル 592.9 KB

シンポジウム動画

シンポジウムの動画資料です。レコーディングのタイミングを誤ってしまったので、オープニングの途中からの動画となります。全体で2時間37分。860MB(圧縮済み)です。なお、チャットテキストの共有は致しません。

 

*一定期間がすぎたら削除する可能性があります

 

モデレーター / コメンテーター

モデレーター:児美川孝一郎(こみかわ・こういちろう)

 法政大学キャリアデザイン学部教授。東京大学教育学部卒業、東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。専攻は教育学(青年期教育、キャリア教育)。1996年法政大学に勤務。 

 2007年より同教授。同学部長(2009~2011年)。日本教育学会理事、日本教育政策学会理事。日本キャリアデザイン学会研究誌編集委員長。当協会理事。
 NHKの情報番組「あさイチ」では、『働かないわが子 そのとき母は…』の放送回に出演。授業の合間をぬって全国各地の学校での講演や教員研修講師、企業を対象とした講師など、幅広くつとめる。(シンポジウム事務局註:児美川教授の著書等はコチラ

 

【参加者のみなさまへ】

コロナ禍が時代と社会の先行きを不透明にしている今だからこそ,若者たちの声を聴きたいと思いました。それに対して,大人がどう応答するのかも含めて。そんな世代間の対話の,ささやかな一歩を踏み出すことができれば,大変に嬉しく思います。

 

 コメンテーター:田澤 実(たざわ・みのる)

 法政大学キャリアデザイン学部教授。博士(心理学)。専門は教育心理学、生涯発達心理学。著書(共編著)に『大学生の学びとキャリア』(2013年、法政大学出版局)、『学生と企業のマッチング』(2019年、法政大学出版局)、『大学生の内定獲得』(2019年、法政大学出版局)など。

 厚生労働省キャリアコンサルタント更新講習(知識講習)作業部会委員など各種委員。

 1級キャリアコンサルティング技能士。

(シンポジウム事務局註:リンク先はすべてAmazonです)

 

 

【参加者のみなさまへ】

第3部で登壇する田澤と申します。就職活動を行う学生の意識や行動について研究をしてきました。私からは「全国の就職活動生が社会をどのように見ているのか」について自由記述データの分析を紹介します。大学3年および修士1年の就職情報サイトの学生モニター3552名が「私にとって社会は」という文章を完成させたものです。若者たちとオトナたちが対話をする際の材料となればと思います。よろしくお願いいたします。

 

第1部登壇者(若者編・あいうえお順)

第1部登壇者の方々には、「参加者の方になにかメッセージをお願いします」と伝えています。できるだけ届いた文面をそのまま掲載しています

 

小川 智貴(おがわ・ともき)

 

新聞社勤務。社会人2年目。仕事は新聞社でニュースサイトの運用型広告業務。 生まれ育ったさいたま市を中心に、地域のサードプレイスづくりや、学校では習わないお金について考える場づくり等の活動中。

 

<学生のみなさんへ> コロナで就活が大変という方、SNSでたくさんすごい人がいて萎縮されている方、少なくないと思います。 こういう時期だからこそ、じっくりと自分と向き合ったり、Zoomなど使っていろんな人と話したりする中で「自分自身の人生」を生きるための気づきを見つけていければいいんじゃないかと思います。 求める者のみが得られます。応援しています。

 

<大人のみなさんへ> ぜひ、ずっと目を輝かせていてほしいと思います。 みんな大変だけれども、子どもは大人の背中、言動を見て育ちます。 輝いている大人がいっぱいいる社会のほうが、断然希望が生まれます。 大人のみなさん、ぜひ我々のような社会人なりたてを引っ張ってくれるような魅力を持ち続けていてください。

 

長町 まみこ(ながまち・まみこ)

 

大学3年生。九州で生まれ育ち、大学入学のために上京してきた。小中学生の頃は合唱や吹奏楽など、音楽に関連するクラブ活動に所属していた。大学の学部は社会科学系で、政治を中心に学んでいる。大学のゼミでは、主に文献の輪読に参加し、様々なジャンルの本について意見交換を行っている。

 

【ご参加のみなさんへ】 

「社会人になる」ということについて、私は昔からあまり夢を持っていなかったように思います。本当に自分が社会の中で上手くやっていけるのか、自分の役割を社会の中に見出すことができるのか、いつも不安を抱えていました。そしてその不安は、今でもやはり拭いきれません。責任の重さや未知の世界に対する怯えは常にあります。このシンポジウムに参加することで、新しい視点を見つけることができたらと思っています。

 

 

平城 麻衣(ひらじょう・まい)

 

大学3年生。大学では、熱意溢れる先輩に憧れ、学園祭実行委員会に所属。「何事も一生懸命取り組むこと」をモットーに、学園祭の資金集めに尽力している。頑張ることが好き。

 

【同年代の方々へ】

最近、人と会わないから自分の中の時間が止まっている。と感じることはありませんか。人と会う機会が少なくなる今だからこそ、自分の生き方について深く考えてみませんか。私もしっかり考えてい

             こうと思います!

【大人の方々へ】

コロナの影響で、社会が大きく変わってきています。これからの時代について考え、必要となる力について、若者にアドバイスしてほしいと思います。

 

 

横山 純也(よこやま・じゅんや)

 

大学2年生。去年4月から学生任意団体の海外プログラム事業部に所属。ボランティア活動を行い、多くの社会問題について取り上げ、どのような社会になっていくことが望ましいのか、大学生にできることは何か、議論を重ねて物事を多角的に観られるように活動している。また、アルバイト経験もいくつかあり、理不尽な労働環境が嫌で、お店での働く環境を変えようと様々な取り組みをしていた。

 

【ご参加のみなさんへ】

高校時代からのいくつかのアルバイト経験を通して、働くことに対してどのように感じているのか、それが将来どのように活きてくるのだろうかという思いと、大学に進学し、大人も含めた様々な人たちと関わってきたことを踏まえて、現役大学生の社会に対する見方や考え方を率直に伝えたい。そして、この機会を通して多くの考えを吸収して、新たな価値観を形成していけたら良いなと思っています。

 

 

 

第2部登壇者(オトナ編・あいうえお順)

金子 裕子(かねこ・ゆうこ)

 高校まで京都在住、関東の大学で社会学を専攻。「全員総合職」採用の総合小売業に入社、3都県で四半世紀以上勤め現在に至る。社内でも珍しい、店舗勤務と本部勤務のハイブリッド型キャリア。店舗では2部門と店長を、本部でも多数の部署を経て、現在は本部全体の業務効率化を担う部門で、マネジャーとしてプロジェクトに複数関わっている。
 今年の春以降ほぼ100%在宅勤務で、高2・中3の息子達とは、10年分くらいの共有時間を一気に取り戻した気分。自宅で仕事はあり得ないと思い込んでたが、Zoomの機能駆使して研修ファシリテーターまでできてしまうことが判り、柔軟に発想することの重要

             性を痛感する日々

 

 

田中 いずみ(たなか・いずみ)

 東京都出身、所沢在住27年目。 高校、大学を経て製造小売業に入社。店舗サポート部門で店舗運営マニュアル作成や研修を担当。育休中に簿記の資格を取り、現在は経理財務部門に所属。

 長男は2020年4月よりアニメ制作会社勤務、長女は大学3年生です。子どもの小学校のPTAや町内会の役員を経験し、地域のつながりを沢山作りました。

 

 

 

 

向井 正史(むかい・まさし)

 株式会社トンボカンパニー代表取締役。 所沢市内で飲食店を3店舗経営。 1994年高校卒業後、調理師専門学校へ進む。 そこで料理、サービス業に目覚め校長推薦により赤坂の中国料理店に就職。 その後都内複数のレストランや居酒屋にて修行を積み、2008年 地元新所沢にて念願の独立を果たす。

 「ユニーク、かつ正当」を理念に掲げ、街に必要とされる飲食店創りを若いスタッフと共に楽しみながら取り組んでいる。 「最近の若い子は〜」の下りを昔から嫌っている。

 

 

 

 

 

 

ここに、企画・プロデューサーの山下勝也が入ります。

詳細はその下をご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

企画・プロデューサー / 司会進行

 

企画・プロデューサー:山下 勝也(やました・かつや)

 株式会社C-プロジェクト代表。当協会理事。所沢で地元の個人店や企業を応援するポータルサイト「とこなび」を運営。また、ところざわ学生映画祭などの地元イベント企画、プロデュース。

 1982年法政大学を卒業後、西武百貨店入社。その後、グループ内の人材サービス会社にて、派遣、紹介の営業、経理、企画等を担当。

 2012年、前年の東日本大震災を機に退職し、地元所沢にて起業。立ち上げた会社名の“C”は地域コミュニティの“C”である。

 

 【参加者のみなさまへ ―自分の不安をさらけ出してみませんか?】 

今回のシンポジウムのきっかけは学生の“不安感”でした。

今年に入って、すぐにコロナ禍になり、学校の授業、就活、アルバイトなど、学生生活は大きく変えざるを得なくなりました。不安を打ち明ける友達ともなかなか会えません。どうなるのだろう、そんな不安感だけが確実に大きくなっていきました。

 

ただでさえ、社会人になることに不安だらけの学生に対して、本来なら頼りにするべく、オトナはオトナで、学生以上にオロオロとして頼りになどなりません。

 

ニューノーマルって何? 

元々のノーマルすらわかってないんですけど….

 

そんな風に思う学生さんに対して、キャリア教育も適切な答えや、アドバイスすらまだ準備されていません。みな、はじめてのことで手探りです。

 

それなら、若者は若者として、オトナはオトナとして、“世代が違うそれぞれの不安”をさらけ出し本音をぶつけ合うとこで、もしかしたら、“新しい生きる力”を探るきっかけになるのではないか。

 

そんな思いで、このシンポジウムの企画がスタートしました。

 

司会進行:野浪 晶子(のなみ・あきこ)

 明治学院大学・杏林大学非常勤講師(キャリア教育科目)。当協会理事。キャリアコンサルタント(CDA・2級技能士)。法政大学キャリアデザイン学研究科修了。

 メーカー人事職から2010年に”なんとなく”大学生の就活支援職に転職。複数の大学短大の非常勤講師、就活生のカウンセラー職等を経て現職。

 大学のキャリア教育実態に悩み、2013年に児美川教授の授業の科目等履修生に。翌年大学院へ進学、児美川教授に師事。

 現在は本業の傍ら、協会主催のイベント企画や講座講師、企業研修講師などをつとめる。


【参加者のみなさまへ】

「本音を語れる場所」って案外少ないのではないかと、日ごろ学生たちを見ていて思います。このシンポジウムが、若者たちにとって、「さて、僕は・私は、どうやって社会と関わろうかな~」「社会に参加するために、どう考えていくといいのかな?」というきっかけになればと思っています。

それと、「若者がこういう考えになってしまったのは、オトナたちのせいだよね」というオトナさんの意見をよく見かけることがありますが、私はそうは思わないんです。オトナといっても世代幅が広い(20代以上何十代まで?)ですが、私たちオトナは時代の流れに翻弄されてつらい思いをしたり、だからこそ自分なりの価値観を見出してライフキャリアをいろいろと模索してきたりしたのだと思います。そこにエールを☆ よく頑張ってる☆

そのなかで、「若者がこういう考えになってしまったのは」、大学関係者の責任でもあると思っています。とりわけ、わたしのようなキャリア教育・キャリア支援を担ってきた者です。ああもう反省…。シンポジウム当日は、自分の意見を伝える立場ではないので、ここでお伝えします。

今回のシンポジウムは、理事の山下さんの想いを児美川教授・田澤教授にご協力いただきながら実現した形です。若者やオトナたちの生の声をみなさまにお届けすることはもちろんですが、山下さんが「地域のオヤジ」として若者たちに伝えたい言葉、世界観を通して、オトナのみなさまが若者たちとどのように社会を形作っていけるか、一緒に考えられるきっかけになれば幸甚です。