2017.8.27 『キャリア教育の最前線 ―"ウチの学校”のキャリア教育を考える』が無事終了!!

 「未来の先生展(8/26・27@武蔵野大学有明キャンパス、主催:一般社団法人 Teacher's lab.)において、『キャリア教育の最前線 ―”ウチの学校”のキャリア教育を考える」プログラムが実施されました。当協会理事である、児美川孝一郎教授のミニ講演のあと、ワークショップを実施。定員40名のところ70名を超える方々にお越しいただきました。

 教員、広く教育に携わる方(支援者含む)、学生・院生、企業の方… 実に多様な背景を持った方が集まり、ワークショップも熱気に包まれました。ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!!

*8/27に実施された児美川教授の講演資料です。資料の無断転載・コピーは固くお断りいたします。

『キャリア教育の最前線』資料
先生の未来展2017-08.pdf
PDFファイル 935.0 KB

【”学びや気づき”のシェア】 ワークショップ最後にみなさんに書いていただいた”一行”です
  *一部抜粋すべてのご紹介ではない点をお許しください。できるかぎり、原文ママにしています。

 

・キャリア教育について真剣に考えている方がこんなにたくさんいることを知り、大変心強く思いました

・様々なセクターの方とお話ができ、自分のキャリア教育への視野がまだまだ浅いことに気付きました。  

 やはりイベントごとで終わらず、継続していくキャリア教育が必要であると思いました

・教師も社会人として胸を張れ(自覚せよ)という児美川氏の主張は貴重だと思った

・普段の授業の中で社会につなげるキャリア教育ができるよう頑張りたいと思いました

・児美川先生面白い!!

・「何になりたいか」ではなく、「どう生きていくか」ということを考えさせる教育の必要性、”広義で 

 のキャリア教育”をいかにしていくか、を考えなければならないと思いました

・キャリア教育は学校の出口としてキャリアを考えてしまうものではなくて、「学び続ける力」の養成と

 いう観点からのデザインが必要だと強く思った

・学びがキャリア教育につながる点に共感しました

・学校だけでなく、家庭、地域も含め、広義のキャリア教育を実践していくことが重要

・社会との「つながり」をつくっていくことが重要と思いました

・親として「待つ」ことが大事だと思いました

・いつでも何歳になっても自分の人生を決めつけたくないし、決めつけられたくないと感じました

・色んな人に色んな”いいな”と思う教育のビジョンがあって、その分生徒にも多分様々な教育、生き方の

 あり方があって、そこの折り合いって難しいなと思いました

・やりたいことを見つけることの次に、社会に求められていることを知るためにアンテナを常にはる必要

 だと気づいた。また地域全体で取り組む問題でもあると思った

・先生のお話だけでなく、学生など様々な参加者の意見、考え方を聞けたことが有意義でした

・キャリア教育をイベント的にではなく継続的に実施し、生徒に習慣化するまでもっていくには課題が山

 積みと感じました

・私学として大学進学実績にとらわれているジレンマを感じます。ただ日記(野浪編集)を使って内省化 

 をはかる取り組みには自信を持ちたいと思います

・先生にお会いしたかったのでうれしいです。みな「こうあるべき」」が強く、それもキャリア教育の落

 とし穴かもしれないと思います

・日常の教科の中で「地道なキャリア教育」をしっかりやっていこうと思います。また、キャリア教育は

 社会人になってからもつづけていくしくみが必要だと思います

・学びから社会・生き方 大人をまきこんだキャリア教育ができたらおもしろいと感じました

・大切なのはつながり。教育活動全体のつながり、全教員のつながり、社会とのつながり、大学時代の友

 人とのつながり、日々の小さなできごとのつながり…

・「進路選択ではなくどう生きたいかを考える」というキャリア教育に大賛成です。また、市況は日々変

 容するので人生設計してしまうのではなく…というのも賛成。現状、高齢化、女性活躍、難民受け入

 れ…(中略)なので「自分と異なる他者との共生」もキャリア、生き方を教えるうえで、重視したいで

 す

・教育現場の実情として、理想と現実のギャップはあるが、これらの問いに対して、答えを探し続けてい

 くしかないと思うので、できることから変えていく

・大学進学にも、キャリア教育は有効

・社会と小さい時からいろいろな型でいいので、関わることが大切だとあらためて感じました

・学校と学校外が同じ目的意識で学生にたくさんの選択肢を

・自分の視点で見ていたキャリア教育の課題が、人の視点を入れることで、より多面的に見えて、解決策

 が見つかりそうです!ありがとうございました!!

・キャリア教育は幅広い!取り組めそうなことは多い。校内・地域でなにができるか共有できる場が欲し

 い

(以下、ご参考)募集概要

講演内容

キャリア教育の第一人者である児美川孝一郎教授によるミニ講演で、いまさら人に聴けない(←笑) キャリア教育のキホンを押さえつつ、一気にその最前線に迫ります。“ウチの学校”で実践できることは何か、”参加者全員”で考え、創発的にアイデアを共有していきます。

 

企画の経緯とねらい

所沢市で小中学校の先生方の研修を児美川教授にしていただいたとき、「早速学校に帰ってどんなことができそうか考えてみたくなる!」という先生方のワクワクしたお声があり、「じゃあ今回は一緒に考える!を実現してみたい」と企画しました。

当日はグループごとに考えて発表。児美川教授からフィードバックがあります。概要はわかったけど、実際にどういうものがいいのか、少しでもつかめるのではないかと思っています。

また、キャリア教育を担当する先生方が孤軍奮闘している様子も別途聴いています。担当者同士が交流できるきっかけにもなります。

こんな先生方に…

「キャリア教育」を学校でどのように展開していくかに関心のある先生方には、とくにオススメです(^^)
◆いまさらですが…キャリア教育ってなんですか?
◆キャリア教育を担当しているけど、どうやっていいかわからない
◆ほかの学校の事例が知りたい
◆キャリア教育担当としての悩みや不安がある
◆キャリア教育って結局なにが課題なの?
◆担当同士でも話がしたい! 共有したい! … 先生方だけでなく、キャリア教育に関心のある方はぜひ!

さらに保護者、地域、支援者…!
キャリア教育は社会総がかりで行うもの。

学校だけでは「子どもたちを社会につなぐ」教育はできません。

 「うちの子どもの学校はどうしてるんだろ」と思った保護者の方、
 「うちの企業でなにかできない?」と思った企業の方も、
 「うちの地域でなにかやっているけど、なんだろう?」と思われた地域の方、
 「キャリア教育について一緒に考えたい」キャリア支援者の方も。

この講演・ワークショップが、キャリア教育に関わるきっかけになるかも!

なお、このワークショップは「未来の先生展」の入場チケット(1日2,000円他)が必要です。当ワークショップ自体は無料でご参加いただけます。イベントの情報やチケット入手は下記にある「未来の先生展」公式サイトをご覧ください。

日時:8/27(日)16:20~17:50
場所:武蔵野大学 有明キャンパス 1号館3F 304教室
内容:①ミニ講演「キャリア教育の最前線」児美川 孝一郎 教授
     ②ワークショップ「”ウチの学校”のキャリア教育を考える」児美川孝一郎教授・野浪 晶子
参加費:「先生の未来展」入場チケット代のみ。当講演は無料です
備考: 当日はブクレット『キャリア教育のホント』を50部限定で1冊650円→500円で販売致します